Why Scrum Fest Osaka?
スクラムは、チームを主体としたプロダクト開発のフレームワークです。
小さなチームで効率的に仕事を進めるやり方をコンパクトにひとまとめにして、
どんなチームでも参考にできるように、アップデートが続けられています。
1986年の野中・竹内『The New New Product Development Game』に源流を持ち、
1980年代のシリコンバレーの開発スタイルに大きな影響を受け、
1993年に医療系のシステム開発で初めて実践され、
2001年にアジャイルソフトウェア開発宣言の一翼を担い、
2000年代後半から多くの欧米企業を始め、世界中で採用されてきました。
現在では先の読めない時代のプロダクトマネジメントの共通言語になっています。
スクラムってなんですか?
スクラムを学ぶために
カンファレンス?
スクラムは米国の非営利団体Scrum Allianceがその普及を支援していますが、
世界中で、研修、コーチング、そしてコミュニティとカンファレンスを主体として、
活動が行われています。
認定スクラム研修(CSM,CSPOなど)を通じて基本を学び、
企業向けのコーチが実践の手助けをし、
コミュニティとカンファレンスで新たな実践知を共有し、
新たな人々のつながりを促進します。
スクラムが世界を変えていく大きな原動力が
実践者のコミュニティとカンファレンスにあると、信じているのです。
日本でのスクラムのカンファレンスは長らく東京のスクラムギャザリングを中心に行われてきました。Scrum Alliance の支援を受けた地域カンファレンスです。チケットの入手の難しい、実践者の集まり(ギャザリング)に成長しました。
スクラムフェス大阪とは?
2019年、大阪でもカンファレンスを行うべく、スクラムフェスをはじめました。
そして、さまざまな地域でスクラムフェスをやりたいという声が上がりました。
2020年、COVID-19の影響で大きなカンファレンスの開催が難しくなる中、
スクラムフェス大阪はオンライン開催をする決定をしました。
しかし同時に気がついたのです。だったら日本中の地域やコミュニティにも
声をかけて、一緒に盛り上がろう……。
東京のスクラムギャザリングを遥かに上回る数のセッションが集まりました。
スクラムのワークショップやノウハウ、企業での経験談と苦労話はもちろん、
チーム論、モブプログラミング、XP入門、ユーザビリティ、心理学、
スタートアップ、地域のエンジニアコミュニティ、オフショア、書籍、
ありとあらゆる学びと実験が集まります。
剰余金の使途について
おかげさまで多くのスポンサー様、参加者の皆様にご協力をいただきました。本年のカンファレンスも黒字となる見込みです。スクラムフェス大阪の剰余金は、次回以降に向けての内部留保、および、全国のスクラムコミュニティのイベント開催などの支援金として利用させていただきます。なお、実行委員およびスタッフはすべてボランティアです。必要経費以外の報酬などの資金の拠出はありません。
私が行っても学べますか?
スクラムをこれから学ぶ人も、企業で試行錯誤中の人も、すでに効率的な
チームを組み上げている達人も、企業全体をアジャイルにしたい人も、
どんな人でも自分に合ったセッションやメンターを見つけられるでしょう。
Web企業も、SIerも、ファイナンスも、モビリティも、アカデミックも、
どんな人にも参考になる事例と仲間が見つかるはずです。
日本語圏最初にして最大のオンラインスクラムカンファレンスに
ぜひご参加ください。
スクラムフェス大阪実行委員会 一同